『野蛮な時代』(韓統連50年史)予約受付中!

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 在日韓国民主統一連合(韓統連)が、李在明政権の出帆を機に名誉回復と国家保安法撤廃の運動を強めている正にこの時期に、『野蛮な時代』日本語版が11月上旬に刊行されることとなった。本書は、韓統連がなぜ「反国家団体」と規定され、長年にわたり辛酸をなめ続けねばならなかったのか、その迫害の実態を詳細に明らかにしている。また、弾圧の中でも不屈の精神を発揮し、自主・民主・統一運動を推進してきた韓統連の歩みを、客観的な視点から記録している。

  韓統連は、1973年8月、朴正熙独裁の暗雲が国土を覆い始めた時期に、海外民主運動の先駆者として結成された。当時、韓国の民主化闘争が苛烈な弾圧に押しつぶされるなか、韓統連は海外において朴正熙・全斗煥独裁に反対する徹底かつ大規模な運動を展開し、民主化実現に決定的な役割を果たした。1987年6月の民主化以降も、反外勢・自主の闘いと祖国統一運動において大きな功績を残し、今日も精力的に活動を続けている。

 しかし歴代独裁政権は、愛国運動の旗手である韓統連を弾圧しようとした。とりわけ国家保安法上の「反国家団体」規定は、1978年以来いまだに解除されていない。また韓国政府は孫亨根(ソン・ヒョングン)議長への旅券発給を17年間にわたり拒否し続けている。

 韓統連は、『野蛮な時代』の刊行を広く知らせることを通じて、国家保安法撤廃、「反国家団体」規定解除、孫議長の旅券回復を求める世論をさらに高めていく決意だ。ぜひ、金琮哲(キム・ジョンチョル)元ハンギョレ新聞記者の渾身のルポルタージュ『野蛮な時代』日本語版をご購読いただけますよう、心よりお願い申し上げます。

                                                        

2025年10月

韓統連議長 孫亨根


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『野蛮な時代』を推薦する 聖公会大学教授 韓洪九

 韓国国民は韓統連に大きな負い目がある。いや、負い目があるという事実すら知らない。さらに言えば、韓統連そのものを知らない。つまり、彼らがどれほどの苦痛を経験し、今なおその中にあるかを知らないのだ。

 金大中大統領が日本で拉致された1973年に結成され、今年で50年。韓統連は国内外を通じ最も長い歴史を持つ民主化団体である。しかし今なお「アカ」との烙印を押され、旅券すらまともに発給されない。日本では差別され、韓国では警戒され続けてきた韓統連に早くから関心を抱きながら、何もできなかったことが恥ずかしい。だが、金琮哲記者が本書を著してくれた。まさに、私が書きたかった本であり、書かねばならなかった本である。 (2023年8月ソウル)


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