【声明】不法戒厳令を発令した尹錫悦大統領を逮捕起訴し、即刻弾劾せよ。

不法戒厳令を発令した尹錫悦大統領を逮捕起訴し、即刻弾劾せよ。


 12月3日午後10時20分、尹錫悦大統領は非常戒厳令発令を宣言した。しかし、その直後ソウル市民たちの勇敢な闘いによって戒厳軍の国会議事堂への侵入が阻止されるなか、国会議員190人(定数300人)によって非常戒厳令の解除を要求する決議案が国会で可決された。窮地に陥った尹大統領は4日午前4時20分、発令から6時間ぶりに戒厳令を解除せざるをえなかった。銃剣の脅威から民主主義を死守した偉大な韓国国民の快挙に対し、内外で称賛の声が広がっている。

 今回の尹錫悦大統領の戒厳令発令は、国務会議を経ずに発令するなど憲法に違反した暴挙であった。尹大統領は特に「明泰均ゲート」の追及によって、最近では支持率が10%台まで落ち込むなど深刻な政権危機に直面していた。尹大統領は、政権危機を戒厳令発令という軍事力の弾圧で乗り切ろうと画策したのである。政権延命を目的とした戒厳令発令は、重大な憲法違反である。尹大統領は戒厳令発令の事由を反国家勢力に対抗するためなどとしたが、野党や市民社会団体の言動は反政府の行為であって反国家的な行為ではけっしてない。憲法違反の不法戒厳令を発令した尹錫悦政権こそが反国家勢力である。  

 共に民主党など野党は尹大統領の不法な戒厳令発令に対し、内乱罪を適用すべきだとしている。内乱罪が適用されれば、現職大統領の逮捕や起訴も可能だ。また野党は、尹大統領は責任をとって大統領職を自ら辞任すべきだとし、自主辞任しない場合は弾劾訴追案の発議の作業を始めると主張している。不法な戒厳令発令によって国の品格を傷つけ、国民を恐怖に陥れた尹錫悦大統領には、厳重で呵責のない処罰を与えなければならない。

 韓統連は当初から、反民主、反民族、戦争助長、民生無視を露わにした尹錫悦政権の退陣を強く要求してきた。われわれは不法戒厳令発令の尹錫悦に対し内乱罪を適用し逮捕、起訴すると同時に、国会で大統領弾劾訴追発議を即時開始することを要求する。


2024年12月4日

在日韓国民主統一連合

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