第22代総選挙 話題の議員当選者
(2024年4月5日)
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当選が確定し、喜ぶ郭相彦氏 (中央) |
郭相彦(カク・サンオン)
共に民主党の郭相彦候補は「政治1番地」と呼ばれる鍾路区で当選した。彼は盧武鉉前大統領の婿である。郭当選者は、「鍾路区民は私に盧武鉉の政治を回復して果たせなかった夢を、人が生きる世界、生活の基本条件が平等な社会を実現するように命じた」と感謝した。国民の意思が現実の選挙に反映されたとし、「今回の選挙で故盧武鉉大統領の名誉回復が始まった。盧大統領が在任中に推進したが、未完成のまま残っている国家的な改革課題の実現を現実化するために努力する」と誓った。ちなみに盧前大統領は1998年の補欠選挙で鍾路で当選した。
秋美愛(チュ・ミエ)
秋美愛候補は、京畿河南甲で「親尹錫悦の護衛戦士」と呼ばれる国民の力候補を1%差で抑えて当選し、6選に成功した。秋当選者は「僅差の結果は、組織的な官権選挙、不正選挙が行われたからだと思われる」とし、「尹錫悦政権にブレーキをかけ、民生と国民を守る使命を果たすように秋美愛を国会に送ってくれた河南市民の皆さんに感謝する」と述べた。裁判官出身で党代表を歴任した彼女は、有力な次期国会議長候補として浮上しており、憲政史上初の女性国会議長が期待されている。強力で明確な意志を持つ秋当選者に対する国民の期待は大きい。
金容萬(キム・ヨンマン)
白凡・金九先生の曾孫であり、「大韓民国臨時政府記念事業会」の理事である金容萬候補は、京畿・河南乙に出馬し当選した。彼は、共に民主党の人材歓迎式で「尹錫悦政権は屈辱的な韓日外交、洪範圖将軍の胸像撤去、独立運動家を誹謗中傷した人物の起用など、歪んだ歴史観で分裂を助長している」と主張し、「独立運動史をイデオロギー戦争の道具として悪用する行為を正し、大韓民国の憲法精神を守るために先頭に立つ」と誓っていた。彼は今回の選挙で、仮称・歴史歪曲防止法改正、親日派移葬のための国立墓地法改正案の発議などを公約した。
曺國(チョ・グク)
祖国革新党を創党して党代表になった曺國当選者は、今回の総選挙で「曺國旋風」を巻き起こした。「3年は長すぎる」という鮮明なスローガンを掲げながら、「尹錫悦政権の早期終結」を主張する曺代表の全国遊説には市民らが歓声を上げて駆け寄った。選挙費用を調達するために集めた「青い炎ファンド」は54分で200億ウォンを突破した。創党から1ヶ月余りで、祖国革新党は比例代表12人を当選させた。
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