韓統連、朝鮮戦争の停戦71年声明文
(2024年8月2日)
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上野駅前 7 ・ 27 キャンドル行動で展示された尹錫悦の弾劾を求めるパネル |
韓国周辺で強行される大規模な合同軍事演習によって、南北の緊張が極限まで高まっている。韓国では連日連夜、軍事演習が行われているなかで、6月末には初めて陸、海、空及びサイバーにまたがる韓米日共同軍事演習「フリーダム・・エッジ」が行われた。8月には初めての核攻撃演習を含む米韓合同軍事演習「ウルチ・フリーダム・シールド」が予定されている。
韓米は合同軍事演習を中止し、平和実現に向けて朝鮮との対話に臨まなければならない。
米国は覇権を維持するために、東アジアでは朝鮮、中国、ロシアを包囲、孤立、けん制、敵視するための韓米日軍事同盟を推進している。また米国は韓米日軍事同盟とNATОなどを連携させているが、これによってウクライナでの戦争が東アジアへ飛び火する危険性が増大した。米国をはじめとする西側の軍事ブロック強化に対抗して、朝鮮、中国、ロシアが相互の軍事的連携を強めている。しかし、緊張激化の根源はあくまでも攻撃的で侵略的な米国および、そのもとで軍事同盟化を進めている韓国と日本の3国にある。
日本が韓米日軍事同盟化にともなって、合同軍事演習に参加するなど朝鮮半島への再侵出を本格化させているが、韓日民衆はより一層連帯を強化し、日本の再侵略を阻止しなければならない。
尹錫悦政権は、深まる政権危機から脱出するために朝鮮に対する戦争挑発をより一層強化している。尹政権は脱北者団体の対北ビラ配布を助長しているだけでなく、停戦ラインの対北拡声器放送を再開し、朝鮮に対する挑発行為を強化している。韓国民衆は、戦争を防ぐためにも一日でも早く尹政権を退陣させるとし、大統領弾劾の署名運動などを力強く展開している。われわれは尹政権退陣闘争に熱く連帯する。
きょう、停戦協定締結から71年を迎えた。この間、朝鮮民族はいつ戦争が再開されるかも知れない不安定で不安な日々を暮らしてきたばかりか、さらに今その緊張が頂点に達している。朝鮮半島の恒久平和を実現するためには、平和協定が締結されなければならない。また、朝鮮半島の緊張と内政干渉の根源となっている駐韓米軍の撤収が最重要課題であることを肝に銘じなければならない。
われわれは、その目的実現のために、より一層闘争を強化する決意をあらためて明らかにしながら、韓米日3国政府に対し、以下の項目を要求する。
一、尹錫悦政権は対北戦争挑発を中止し、退陣せよ!
一、米韓合同核軍事演習「ウルチ・フリーダム・シールド」を即時中止せよ!
一、韓米日軍事同盟および米日韓軍事演習に断固反対する!
一、日本の軍事大国化と朝鮮半島への軍事侵出を中止せよ!
2024年7月27日
在日韓国民主統一連合およびキャンドル行動参加者一同
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