韓統連が総理官邸前要請行動、厳重で異常な警視庁の警備
韓統連が総理官邸前要請行動、厳重で異常な警視庁の警備
韓米日軍事協力反対!
8月23日、東京港区の総理官邸で行われた韓日首脳会談に対する要請活動が行われた。要請行動には在日同胞、日本人25名が参加した。李在明大統領が官邸に到着する午後5時に合わせて、官邸正門前で午後4時から集会が開催された。
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開会辞を行う孫亨根議長 |
孫亨根韓統連議長が開会あいさつで「李在明大統領の日本に対し、歴史問題で譲歩すると同時に、韓米日軍事協力を推進するという方針は間違っている。残念なことだが、今日の要請行動は抗議行動に変えなければならない。韓統連は半世紀近くの間、「反国家団体」の規定を受け、私の旅券発給が拒否されるなど人権弾圧に苦しめられてきた。民主的な李在明政権になったのだから、韓統連の名誉回復が成されなければならない」と述べた。また孫議長は「李在明大統領は、石破茂首相にアジアの海を核廃棄物で汚染している福島汚染水の放流を中止を要求すべきだ」と述べた。
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集会を妨害する警察官 |
孫議長のあいさつが終了するやいなや、警視庁所属の警官約50名が集会の中に突入し、集会場所を「150メーター離れたところに移動せよ」と言いながら集会参加者を取り囲んだ。警察官たちは集会参加者に有無をいわせず、圧迫して場所の移動を強制した。
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集会を妨害する警視庁の警官 |
要請団による20分間の抗議が続いた後、要請団が150メーター移動する代わり、集会場を封鎖するようにしている護送車の撤去を要求した。要請団の要求は、李大統領が集会場の前を乗用車で通過するときに、集会参加者が李大統領にメッセージを送るためだった。要請団と検察側と合意によって、集会場所の移動と護送車の移動が完了した。4時40分に移動した場所で集会が再開された。
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移動した場所で開催された集会 |
集会進行中の午後4時50分頃、突然、護送車が移動し集会場を再び覆い隠した。その10秒後にパトカーに先導された李在明大統領の一行が要請団の目の前を通過した。ふいをつかれた要請団は急いで、護送車と護送車の狭い空間から「李大統領!」と5秒間くらい呼んだ。要請団の声が李大統領に届いたかは分からない。それにしても日本警視庁の策動は強硬かつ狡猾だった。李大統領が要請団の姿を目撃しないようにするため、事前に警視庁指導部が総理官邸前の万全の警備体制を敷いたのは間違いないだろう。韓統連は幾度も総理官邸前での集会を開いてきたが、今回のような厳重警戒体制は初めての体験だった。
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護送車で閉鎖されたなかで行われた各界のあいさつ |
日本政府は歴史問題で日本に妥協した李在明大統領に、日本にも李大統領に対する批判の声がることを感知させたくなかったのだろう。いずれにしても民主主義と人権を標ぼうする国家ではあってはならないことだ。
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参加者が掲げたピケット 「李大統領に失望」 |
警察と護送車が集会を完全包囲するなかで、集会が続開された。日本の各界人士の連帯のあいさつが続いた後、郭スホ韓統連顧問が石破茂首相と李在明大統領に送る要請が朗読した集会の最後に要請文の趣旨にそって、「植民地支配の謝罪と賠償を行え」「韓米日軍事協力を中止せよ」「韓統連の名誉回復を実現しよう」「福島汚染水の放流を中止せよ」と集会参加者の全員がスローガンを叫びながら、集会は無事終了した。両首脳に対する要請文は総理官邸と駐日韓国大使館に郵送された。
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参加者が掲げたピケット |
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